早期幼児教育による格差縮小を唱える米シカゴ大経済学部特別功労教授のジョン・リスト氏。
ジョン・リスト氏は、経済学者として「格差は0歳から始まる」と指摘し、早期幼児教育の重要性を訴えてきた。
親の富や社会経済的地位が子供の成績や成果、個人の業績を大きく後押しすることには疑う余地がありません。
データでも示されています。
親を選べないことを「親ガチャ」(parent lottery=親という宝くじ)という概念で表すのは実に理にかなっています。
「生まれか育ちか」について議論する際、忘れてはならないのが、どちらも親によって決まるという事実です。
遺伝も環境も親が決めるのですから、親ガチャという概念が正しいのは言うまでもありません。
遺伝の宝くじに当たる人もいれば、環境の宝くじに当たる人もいます。
――日本で親ガチャ問題が注目されるようになったのはなぜだと思いますか。
周りを見渡し、格差を感じるようになったからではないでしょうか。
人は往々にして自分の境遇に責任を持つことなく、誰かのせいにしたがるものです。
責める相手として、親以上にうってつけの存在はありません。
「『親』という人生の宝くじに外れたから、成功できないのだ」と。
時にはそれが妥当な場合もあるでしょうが、多くの場合、人は自分が達成できなかったことの言い訳として、親を持ち出すものです。
私は子育てを「アウトプット・結果」でなく、「インプット・努力の量」だと考えます。
子供が自分でコントロールできるのは「インプット」だけだからです。
子供がコントロールできるのは「努力」、つまり「インプット」だけです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc932c8d6942d242fddc...
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