あなたは死刑囚にならない自信ある？

オウム真理教に入信し教祖に洗脳され教祖を妄信した状態で、殺す側か、殺される側しか選択がない状況。
もしあなたがその立場だったら、あなたは犯罪者になら選択をできただろうか？
画像の彼らは、可哀想としか言いようが無い。
悪気はない人間が、入信した時点で死刑囚へのベルトコンベアーに乗ってしまったのだから。
麻原は主犯なのでともかくとして、その他の多くの死刑囚は犯罪に加担したから裁かれたわけだが、洗脳状態での犯罪と言うか、そうせざる得ない状況というか。
複数が殺人に加担してしまう状況にあなたが置かれたときに、加担しないという選択をする自信はありますか？
加担しない＝自分が殺されるかも？という恐怖も加味してください。
殺すために入信した信者など居なかったと思います。
そんな普通の人間が教団内で殺人を犯す心理に変化させられてしまい、普通の人間だった人が殺人犯になってしまった。
環境が殺人犯を作り上げた。
環境がそうさせてしまうことはあると思います。あなたも環境次第では死刑囚になる日が来るかもしれません。

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あるよ。
バカなの>>1？

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そうは言うてもまだ洗脳が解けてない信者も居るし。
改心する気も無く悪行を振り返る気もないなら、ポアしてあげるしかあるまい。

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条件さえそろえば、人は誰でも犯罪者になる

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[YouTubeで再生]
人間誰しも大なり小なり悪事を隠蔽しているでしょ？わざとではないにしろ、人間誰しもミスはする。
その時、出来るのであれば無かった事にしたいし、隠せるなら隠したいし、誤魔化せそうなら誤魔化そうと動く。
君が三菱自動車のリコール隠し当時の社員だったら？
子供は3人、住宅ローンはまだまだある。45歳、この状況で転職は厳しそうだ。、そんな状況で君はリストラ覚悟で上司の指示を無視できるだろうか？

ほとんどの社員が隠蔽行為は悪いことと認知していながらも隠蔽工作し続けていた。

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>>4
死刑囚ともなればまた別次元の話だがな。

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>>5
それ死刑とは程遠い話だよね？
新興宗教にハマるのはバカだけなんだから常識的な人間と一緒にするなって。
バカだから一般人とは違うし死刑にもなるんだよ。
アホか。お前もバカすぎるわ>>1。ポアしたろかw

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>>4　条件は揃ってるのにお前はなぜ未だ犯罪者じゃないんだ？

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>>7
死刑とリコール隠しとかの枝葉のが論点じゃなく、
条件さえそろえば、人は誰でも過ちを犯してしまう　　
という根っこの話なんだが。

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>>9
死刑囚にならない自信ある？って話してんだから、
むしろ君の方がズレている。
人が誰でも過ちを犯すと言う事と、
死刑に成るほどの過ちを犯す事は関係が無い。
前者は、人間の持っている不完全さによる結果だが
後者は、同族の殺害を嫌悪する本能に反することだ。
君の言う根っこの話の方が枝葉、
と言うより関係ない話。

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>>10
右の彼らは最初は殺害を嫌悪する人間だったはずだよ。
後天的に変えられてしまったんだよ。
人間の持っている不完全さの先の殺人でしょ。

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>>11
なるほどその理屈筋は通ってるね。
でも、その後天的に変えられてしまったってのが問題だよ。
これ、誰でもそうなる可能性が有るってのは、間違い。
先天的も有るけど、キチンとした教育を受け大人に成った人間は普通そんな事は無い
自分の行動に対する責任と言う物の、意味を自覚しているか如何かが重要。
之は学歴とかは関係ないよ、確りとした自己が確立出来ているかって事。
洗脳は他者に依存する気質の、大人に成りきれていない人間ほど陥りやすい。
誰でも凶悪な犯罪者に成る可能性が有るってのは誤り、
結局そう言う因子の有る人間が成るべくして成る物。

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>>12
誰でも100％そうなる可能性が有るわけではないのはそうなんだけども、特異な状況だったのよ。
山奥に隔離された状況で、洗脳状況で、脅迫、殺される恐怖、修行と言う名の拷問など。
冷静な判断能力ができない状況なの。
命令に従って殺さなきゃ、自分が殺されるっていう状況。
君みたいなしっかり者も居ただろう。でもそんな反逆者があっさり殺される所を目の当たりにすると、もう麻原に従わざる得ない状況だったんじゃないかな？画像の彼らは。
君のような自己が確立出来ている人間でもがその状況に居たら自分が殺される覚悟で麻原の方針を否定、命令を無視できたかな？
洗脳者は人間の習性を熟知しています。通常なら正常な判断が出来る人間でも、暴力、極度の空腹、寝させない、極度の疲労、など洗脳者は極限状況に追い込んでくる。
そんなヘロヘロで思考能力ゼロの状況で命令に従わない奴には愛する家族に危害を、、、的な脅しもあっただろうし。
隔離された施設内でやられ放題な状況で九分九厘無理だと思うよ。

そんな宗教に入信してしまったその人が悪いって言えばそれまでだが、世にある新興宗教信者は沢山居るが、たまたま麻原の宗教に入信しなかっただけで、オウム真理教に入っていたら殺人犯になっていたんだよ。彼らは運が悪かった。

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>>13
其れはね、その通りだよ、
例えば、子供の頃から殺人を肯定して育てたら、之は立派な殺人者になる。
間違いない。
僕の言ってる事は、あくまで一般論だからね。
普通の人間が自分の選択の結果、簡単に洗脳されたり、凶悪な犯罪者に成るか如何かって話しだから。
極論なら、オウムのでも北朝鮮でもそう言う組織に洗脳や強制をされたら、拒める人間は少ないだろうね。
ても、それは当たり前すぎてて、議論する事だとは思わないけど。

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>>13
でも、多分
自己が完全に無くなるほど完璧に洗脳されたり、殺人を拒めない確たる理由が、この人たちに有ったのなら、
死刑という判決は、出ない。
結局オウムの人間は、自己の信念や利益のために大量殺人を犯したと判断されたからこの判決に成ったのだろう。
その点で言えば、君の指摘は、やはり少しズレていると思うけど。

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オウムの幹部とかは、洗脳と言うより能動的に動くような純粋な人間が多かった。
殺害の指示も、教祖から明確にあった訳ではなく、問いかけで動くらしい。
「教祖」　君はどうしたらいいと思う？
「信者」　このような場合はこうしたらどうでしょう。
「教祖」　そうだね。ではその方向で行こうか。　

など。

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>>15
オウム真理教の逮捕された幹部は全員特別免罪（無罪）にしてあげなくては可哀そうです。
地下鉄サリン事件で逮捕されて死刑判決になってしまったオウム幹部の生い立ちが「ザ！世界仰天ニュース」で紹介されていました。
幼少期は心優しい少年でした。 頭が良くて女子からもモテて筑波大学に進学して大学院にまで行ったのですが、友人からオウムのイベントに誘われて言って洗脳されて、頭がいいからサリンを作らさてたのです。
ほとんど脅しです。
麻原に逆らったら殺されるかもしれないし、なにしろ洗脳されてしまったのです。
誰でも簡単に洗脳されてしまうのです。
せっかく頭が良くて真面目に生きてきたのに死刑になって可哀そうです。

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>>17
其処まで書いちゃうと釣り臭く成っちゃうよ。
まあ、君の意見は意見として、聞いておくけど
世のには、有る程度の結果責任って物が必要だと思うけどね。
其れに至る被告の学歴や成長過程なんてものは、被害者には全く何の価値も無い物だし、
司法の情状酌量ってのは、あくまでオマケみたいなもんだよ。
その人間が特別優秀だからとか、
確たる証拠も無く、洗脳又は騙されていたとか言うあやふやな理由で、
その人間の行った行為の結果責任が、減免所か無い事になるなら、
日本の司法は立ち行かなくなるし、社会は崩壊するだろうね。
君はそんな世の中を望むの?

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>>18
その文章は知恵袋のコピペね。
洗脳状態だったかもしれんが、実際、殺人したわけだから無罪なわけがない、責任もとるべきだとも思う。
だが、彼の状況（>>13）を彼含めた1,000人が体験した時に999人は罪を犯さず彼だけが犯していただろうか？と考えると
半数以上、いや9割近くの人間は殺人に加担してしまうのではないか？と思えるのです。ほぼ全員です。残りの1割は意志が強く拒否しますが
抹殺されるでしょうね。そう考えるとその状況なら誰でも犯罪に手を染めてしまうので？なら罪にならないのでは？とも思うのです。

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北九州監禁殺人事件　知ってる？
暴力と洗脳で家族同士で殺人させ解体させた。
普通の人間でも、自分の家族を殺す精神状態にまで変化させてしまうんだよ？

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>>20
今ひとつ君は僕の書いていることを理解してくれて無い様だね。
僕は極限状態に置かれた人間が、非道な行為をやむにやまれずしてしまう事は、否定しないよ。
それは明白な事実であり、議論の必要など無い事だ。
問題なのは、君の言う彼「土屋被告かい?」の状況は、そういう過酷な状況では無いと言うことだ。
其処の事実に対して、君の主張はフィクションであり、それは裁判の経緯と判決を読み解けば解ることだ。
確たる証拠も無く、人ひとり極刑に追い込むような愚を犯すほど日本の司法は愚かではないよ。
1000人が如何と言う話にかんしては、コメントのしようもないな、
其れは君の主観だろ。
そういう統計のソースでもあるのかい?
僕は人の主観を如何こう言う様なつまらない議論は好まない。
まずは事実に立脚したところから議論を始めようじゃないか。
僕がこう思うからこうなんだって理屈には、悪いが付き合えないな。

所で知恵袋のコピペね。ってなんだい?
僕はコピペを書き込んだ覚えはないけど。

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>>20
蛇足と思って聞いてもらいたいが
君の言うように、麻原が土屋被告を精神的、身体的に支配し、に本当に犯罪を強要していたとするなら
土屋被告は、意思を抑圧されているので、麻原の道具になっていると言える。
これは道具理論とか間接正犯といわれ、土屋被告は共同正犯になりえず麻原のみ間接正犯により殺人罪になる。
よって土屋被告は殺人罪に問われないという理屈もありえる。
しかし、現実には土屋被告は死刑判決を受けている、之は裁判の経緯を見れは至極当然の結果といえる。
他の面々の何人かも、この理屈で罪の減免を得ようとしたが、裁判の仮定ですべて否定されている。
まあ、一寸した本の受け売りだけどね。

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＞自己が完全に無くなるほど完璧に洗脳されたり、殺人を拒めない確たる理由が、この人たちに有ったのなら、
死刑という判決は、出ない。
結局オウムの人間は、自己の信念や利益のために大量殺人を犯したと判断されたからこの判決に成ったのだろう

入信前から大量殺人の信念がある者ばかりが集まって犯した犯罪ではない。
入信後に後天的に大量殺人の信念を植えつけられて起こった事件。
オウムの信念やオウムの利益のために大量殺人を犯したのであれば、完璧に洗脳されているのでは？

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>>23
其処は、結果責任と言う言葉に帰結するしかないと思うけどね
刑法では、犯罪は単独で実行することが基本形態として想定されている。
一人一罪、これが理論上の基本形態になる。
勿論、上で書いたように、間接正犯とという理屈は有るが、
その立証には、直接行為者「土屋被告」の意思を抑圧するに足りる程度の行為を麻原がしたかどうかが基準になり、
その考慮要素は、
?背後者「麻原」による暴行・脅迫の有無のほか、
?背後者の言動に対して反発すると暴行・脅迫が加えられることが予期されるような事情の有無、
?直接行為者の自律的行動の有無
などになる。
しかし裁判では、間接正犯が判決に考慮された被告はいない。
上記三点が行われた明確な証拠など無いからだ。

>>入信前から大量殺人の信念がある者ばかりが集まって犯した犯罪ではない。
>>入信後に後天的に大量殺人の信念を植えつけられて起こった事件。

実際、入信前の人と成りなど、裁判にはあまり関係がないし、
後天的に大量殺人の信念を植えつけられた事が立証された事例など無い。
むしろ、?直接行為者の自律的行動の有無となれは、
いくらでも証拠が出てきている、だから死刑判決となった訳だ。
何度も同じような事を書いて申し訳ないが、

>>入信後に後天的に大量殺人の信念を植えつけられて起こった事件。

之は君の主観に過ぎず、事実では無い。
其処を強弁されても、其れに対するコメントは答えようが無いよ。

どうも話が平行線になりそうなのでここら辺で失礼するよ。
連休も終わりなのでね。

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>>24
＞その立証には、直接行為者「土屋被告」の意思を抑圧するに足りる程度の行為を麻原がしたかどうかが基準　明確な証拠など無いからだ。

で、実際に麻原に死刑判決が出た。殺害行為を直接行っていない麻原にだ。
という事は、裁判所の判断は「間接正犯で、背後者麻原の指示で直接行為者の幹部達が犯行を実行した。」ということになりませんか？

>「土屋被告かい?」の状況は、そういう過酷な状況では無いと言うことだ。
洗脳状態ではない土屋がサリンを製造して大量殺人に加担したから死刑なのであれば、麻原は無罪じゃないの？麻原はサリン作ってもないし、撒いても無いよ。
なんで麻原は逮捕されて、死刑判決出たの？
間接正犯で、背後者麻原が大量殺人計画を指示したと判断されたからじゃないの?　実際は>>16さんのような遠まわしな指示方法だったみたいだけど。

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>>25
横からだけど、それは全然違う。
麻原が主犯、土屋が共犯で 二人共死刑ってのが判決。
間接正犯が立証されれば土屋の共犯が崩れるが
それは、無いてっのが上の人の言ってる意味。
どちらかが有罪でどちらかが無罪って話じゃ無い。
普通命令した奴も実行した奴も同罪なのは、当たり前。

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>>入信後に後天的に大量殺人の信念を植えつけられて起こった事件。
＞ 之は君の主観に過ぎず、事実では無い。

客観的事実的は、右画像の普通の人間だった彼らが、教団内で生活していたら殺人魔になっていった。結果的に。それは事実でしょ？
それとも元々殺人魔思考のヤバイ連中が偶然寄り集まって、起こした犯罪とでも？
違うでしょ。普通の人間でもそのおかしな環境で過ごしたら、殺人魔になってしまう。だからこんなに多くの死刑囚が生まれたんでしょ？

麻原の思想が彼らの脳内に定着した時点で、彼らはもう殺人魔になるわけ。麻原の指示が無かったとしても、自らの意思で殺害行為を行おう活動し始める。
そんな彼らでも、実際罪を犯したのだから裁かれるべきなのだが、
＞子供の頃から殺人を肯定して育てたら、之は立派な殺人者になる。 間違いない。←これと一緒じゃない？
子供に頃から殺人を肯定されて育っって、実際殺人をしてしまった子供に、罪はあるのか？って話で。
子供はある種の被害者で、真の裁かれる悪人は殺人を肯定的に育てた奴。
「教団を陥れる国家権力の陰謀」と信じていたこともあり、「尊師の説法通り教団は毒ガス攻撃されている」「自衛力を持たねば教団が潰される」と使命感に駆られて兵器生成に邁進した。WIKIより　麻原の発言を信じ、防衛的にサリン武装した。麻原に吹き込まれた。

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オウムの死刑囚が死刑の設備がある刑務所に移動させられたって事は同じ日にちに一気にやるつもりなのか。

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オウムは、様々な手法を駆使して、信者の心を支配し、教祖を絶対的な存在と教え込むことで、一人ひとりが自分自身で考える力を奪っていった。彼らも、教祖からの指示を、どう実現するか、という手段については考える。しかし、その指示そのものが正当であるか、倫理にかなっているか、などは考えない。

教団では、麻原は６つの神通力を体得していることになっていた。その１つに、「他心通」と呼ばれ、他人の心を読み取る力がある。ところが、麻原は教団内にスパイが入り込んでいると疑い、麻酔薬を使って反覚醒状態にしたところで話を聞き出す「ナルコ・インタビュー」で信者のチェックを行ったり、スパイと思い込んだ信者を凄惨な拷問で自白させようとした挙げ句に殺害した事件もあった。本当に「他心通」があるなら、スパイがいればたちどころに分かるはずである。そういう矛盾を矛盾と思い、考えることをしないのが、オウム信者だった。

「体験」で信者の心をコントロール

そのような心理状態を作り上げるのに、とりわけ役に立ったのが、様々な「体験」だった。信者達の中には、激しいヨガの行法で肉体が極限状況に追い込まれたり、教祖が額に当ててくれた指に集中している際に、光などの幻覚を見たり、熱いものが体の中を上昇するような感覚を味わうなどの「体験」をする者がいた。こうした「体験」は、伝統仏教の修行者でも体験している人はいる。だが、伝統仏教では、そうした「体験」に惑わされないように戒められる。ところがオウムは、これを「神秘体験」と位置づけ、教義や修行法の正しさを示し、教祖の特別なエネルギーを証明するものだとしてきた。

自身の体で経験した信者は、家族がオウムのいかがわしさなどを指摘しても、聞く耳を持たない。むしろ反発し、教団に入れ込んでしまう。そのうえ、信者は容易に教団から自ら離れることができない。坂本事件以降、サリンやVXを使った事件、強制捜査が始まってからの都庁爆弾事件に至るまで、多くの事件に関わってきた中川智正死刑囚などは、その典型だ。

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このような「体験」の呪縛力に味を占めたのだろう。オウムは、覚せい剤やＬＳＤなどの違法薬物を使って、信者に疑似「神秘体験」を味わわせることにした。

他にも、睡眠時間を極限まで削ったり、情報をコントロールするなど、人の心を支配するための、様々な手法が使われた。「真理」から離れれば、死後に地獄に落ちると教え、その恐ろしさを、薬物体験を利用しながら、たっぷりたたき込んだ。信者の中には、やっとの思いで教団施設から脱出したのに、地獄の恐怖がこみ上げてきて、「教祖から教団を離れる許可を得たい」と思いつき、のこのこ教団施設に舞い戻り、そこで捕まって監禁された者もいる。

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