若者向け文化の拙さ


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063 2019/12/10(火) 10:29:51 ID:Kvt4DE7nks
現代のスポーツ剣道の試合では、
勝負を決する一番手の技になっている、画像のような「飛び込み打ち」。
これが実は、1910年代まではほとんど禁じ手も同然の扱いを受けていたという。

なぜかというと、この技は打ち込みの瞬間に完全な「死に体」になるから、
相撲のノド輪や合気道の一教のような組み技で簡単に倒すことができるため。

戦前の剣道は組み技も有効だった上、1910年代までは剣術だけでなく柔術も
本格的に併修していた元武士が相当数健在だったものから(俺の高祖父を含む)、
「やった所で勝てない技」として飛び込み打ちが実質的な禁じ手になっていたのである。

それが、元武士の剣道家が軒並みいなくなった1920年代以降からはなし崩し的に許容され始め、
GHQの強制で組み技が全面的に禁止された戦後以降は、最も主要な攻撃技にまで成り上がったというわけ。

実戦ではほとんど無効な技に試合の勝負を乗っ取られた現代剣道は、
ほぼ完全に実戦性を欠いた珍奇な和風スポーツの一種と化してしまったわけだ。

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