>>4 とにかく、昨今のUAP(いわゆるUFO)関連のアメリカの動きは、対中国への政治的(軍事的)な牽制なのは明確。
中国も、事実上、公式に同じようなUFOの問題を国営メディアを通じて世界に発信している。
中国側のUAP情報発信の潜在的意図は、
米国国防総省がUAPに真剣に取り組んでいる現状(AAROの設立など)を逆手に取り、中国も「我々も同様の現象を認識し、調査している」という姿勢を示すことで、
軍事技術や情報収集能力において米国に引けを取らないと暗に主張する狙いがあると思う。
これは、米中間の戦略的競争の一環とも言えるし、さらに、国内世論の操作と注意の分散もできる。
例えば、UAPのようなセンセーショナルな話題は、国民の関心を国内の政治的・経済的な問題からそらすのに役立つ(反日カードの代替手段としても使える)。
また、政府が神秘的な、あるいは最先端の現象に取り組んでいるというイメージを植え付けることで、政権への支持を高める効果も期待できる。
さらに米国の情報操作への対抗として、 中国政府は、米国の公式発表に対して「米国こそが偽情報を流している」と非難したり、
米国の発表内容を自国に有利な形に作り変えて報道したりすることが多々ある(これはロシア、北朝鮮も同様)。
UAPの話題は、米国の情報環境を混乱させるための「カモフラージュ」として利用される可能性もある。
ほかの狙いとして、UAPがもし他国の(特に米国の)先進技術である場合、中国が同様の事象を公表することで、
自国もその技術の存在を認識し、対抗策を開発中である、あるいは同等の技術を持っていると示唆するメッセージになる。
NASAの行動は、すなわち中国の行動でもある(鏡に映しだしたお互いの姿のようなもの)。
米国NASAと中国CCPの比較をすると
米国は、透明性(限定的ではあるが)と説明責任を重視する姿勢を対外的に示し、表向きには議会で公聴会を開き、AARO(全領域異常解決局)のような公式機関を通じて、
情報を公開することで、軍の安全保障上の懸念に真剣に対処している姿勢を世界にアピールしている。
対照的に、中国共産党は、自国メディアを「情報戦の武器」として使用し、自国に都合の良い物語(ナラティブ)を形成・拡散することに長けている。
中国のUAP関連報道は、米国のUAPブームを利用した、より戦略的で計算された情報操作である可能性が高い。
結論として、NASAの話は、すなわち中国(ロシア)に対抗する言動だという事が明確に言える。
中国国内の報道は実質的に公式な管理下にあり、UFO/UAPに関する情報発信は、
西側諸国、特に米国に対する政治的・軍事的な牽制や、国内的な情報統制といった複合的な目的を達成するための手段であると見ることができる。
返信する