8050問題家庭の末路
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001 2022/01/31(月) 08:26:53 ID:tckX5HJki2
1月27日、渡辺宏容疑者(66歳)は、前日に死亡した母親(92歳)の担当医だった鈴木純一さん(44歳)を人質に立てこもり、殺害した疑いで逮捕された。
実は自らは働かず、寝たきりの親の年金収入を生活の糧とする家族の中には親に対して際限なく延命治療をリクエストするケースが少なくないという。
それは、愛する親を死なせたくないという気持ちゆえの“懇願”であることもあるが、“金目当て”と感じる医療者も多いという。
2010年ごろから、社会問題として各種メディアで「8050問題」を目にするようになった。
80代(高齢)の親が50代(中高年)のひきこもる子供を支えて経済的にも精神的にも行き詰まってしまう状態を表したもので、現代の社会問題となりつつある。
2019年の内閣府調査では、40~64歳の『ひきこもり』が全国で推計61万人存在し、7割以上が男性、ひきこもり期間は7年以上が半数、就職氷河期の就活失敗が一因などと報告されている。
かつて「ひきこもり」とは「若者特有の問題」とされていたのが、実際にはそれが中年以降まで引き延ばされていたことが可視化された調査結果だったが、その後に十分な対策がされたとは言いがたい。
そのため、親の年金で生計を維持する「8050問題」は、そのまま「9060問題」となり、老親の死亡によって経済的に詰んでしまうので「親の死体遺棄」「親の年金・生活保護費の不正受給」などの事件は後を絶たない。
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