実は、戦後社会で日本人の健康長寿を損なう旗手になって来たのは、
団塊世代ではなく新人類世代である。
団塊のビートたけしがいかにも昔の日本人らしい風貌で、
日本文化への理解もそれなりに(あくまでそれなりに)ある一方、
新人類の所ジョージは完全なアメリカかぶれで、見た目も「元祖チー牛」といった具合。
大して年も変わらないのに極端な差が生じているのにも、それなりの理由がある。
団塊は、自分たちの親世代が戦時中すでに軍隊の上官格だったために、
戦争でもあまり嫌な思いをしていないから、そんな親を見て育ったことにより
戦前的な古さにもそれなりの理解を示す一方、新人類世代は親が下っ端の兵卒だった
ために最も嫌な思いをさせられている。そこから昔の日本に本能的な嫌悪感を募らせ、
戦後日本の文化風俗を根こそぎ洋化で刷新してしまう使命感にも駆られてきた。
しかし、その刷新材料とした「西洋文化」というものが、実は極めて体に悪い。
衣食住すべてが快楽快適ばかりを第一としてその弊害などを考慮に入れていないものだから、
好き好んで享受すればするほど身心の健康を損ねる破目に陥ってしまう。
(だからこそその尻ぬぐいとしての西洋医学が発達してきたのでもある)
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