毎日パチンコに行っては負け続ける男が、数年で1回だけ大当たりした。
果たしてその男は、「パチンコに勝った」と言えるだろうか?
いいえ、言えません。勝率が低すぎます。
今日初めてパチンコをして、たまたまビギナーズラックと言う奴か、収支プラスで終えた男がいる。
果たしてその男は、「パチンコに100%勝った男」と言えるだろうか?
いいえ、言えません。サンプル数が少なすぎて有意なデータではないからです。
預言/予言関係で、いわゆる「打率」に言及する事はよくある。
「的中率80%以上の占い師!」「的中率90%の大予言者!」というやつ。
え?本当?
何回占って、どう予言して、どれが当たって、どれが外れた事になってるんですか?
第三者が確認しているのですか?
明らかに当たらなかった(無理矢理でも当たりとこじつけられなかった)予言(らしきもの)を隠しているだけじゃないんですか?
こういう事を言いだすと、ロマンが無いとかうるさいとか言い出す奴が(主に占いを信じていたり、占い師自身だったり)いるが、逆でしょ。
こういう検証に耐えて事実として高い的中率を立証できればそれが誰にとっても一番良い。
ロマンもあるし、占い師としてもその「占い能力」の立証に近付く。
しかし、預言者占い師、いまだかつてこういった検証に耐えられた人は一人もいない。
ただの一人も、いない。0人。これが何を意味するのか。
「予知能力なるものが絶対に存在しない」とは言わないが。
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