なぜ人はグロ画像を見てしまうのか

ただの怖い物見たさなのだろうか
それとも
人の心の内には危ないものが潜んでいるのだろうか
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「死」にまつわるものに興味がある(=知的好奇心が刺激される)のは、自分の生死に関わる情報を仕入れるためと言う説を聞いたことがある。
肉体のどこをどのように損傷するとどのような苦痛があり、どこをどのように破損すると命に関わるか。
それを知っている事で、自分に何かあった場合、状況判断の材料に出来る可能性がある。
情報と、実際に体験した場合とでは雲泥の差があるだろうが、まったく何の知識も無いよりは正しく対処できる可能性がある。
そもそもヒトはそういった知的好奇心を累積する事で他の動物とは異なる行動形態を獲得した動物と言えよう。
言ってみれば、「知識/経験」という武器を磨くのが「知的好奇心」であるのだろう。
虎や鮫が牙を手入れし、蜂や蠍は毒を溜め、ウサギはただでさえ集音能力の高い耳を立てる。
それと同じように、人間は「あらゆる事象を知ろうとする」という特性が、結果的に「自分と言う個体、及び子孫」の生存率を高める事を本能的に知っているのだろう。

腕をナイフで切りつけられ、出血する。
出血し続ければ死ぬと知っているなら止血するが、そうでなければ失血死する。
単純に言えばそういう事。
「グロ画像」という生死に関わる情報を少しでも入手しておこうという気になるのだろう。

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