そういう観点で言うなら日本は異国文化を受け入れる風土だから到底無理だよ。
文字、宗教、農業、文化、技術。すべてにおいて日本は異国文化を受け入れてきた。
受け入れたうえで、日本固有の文化と融合させ、昇華させ、不要なものは廃れ、使い勝手良く変質させてきた。
日本は世界でも稀有な「外国文化を独自に改良する国」なんだよ。
もちろんそれは、そもそも日本列島に根付く「許容する精神」のなせるわざだけどね。
誤解している人も多いが、日本の文化は外国の文化を取り入れて変質させオリジナルに昇華させるところに真骨頂がある。
これをパクリだとか外国文化崇拝だとか揶揄する人もいるし、それも一つの見方ではあるが、とてもそれだけでは表現できない芸術性・精神性がある。
たとえば漢字を見てみよう。
中国大陸から学んだ文化だ。
これを大和言葉と融合させ、音と意味で表現する独特の日本語表記が現れた。
また、崩し文字にすることによって平仮名・片仮名を発明した。
中国ではいまだに外国人名を無理矢理漢字表記する不便さ加減なのに、日本では外国人名を片仮名で表現することが出来る。
漢字を作り出したのは中国大陸の文化でそれは認める事に吝かではないが、「漢字先進国」は日本なのだ。
外国の食文化も、日本に取り入れて再度世界に発信できるまでになっている。
ラーメンやカレーライスなど、今や世界に誇る「日本食」だ。
もちろん、寿司などをはじめとする和食も「日本食」として海外から人気が高い。
電気を発見し利用しだしたのは日本以外だが、日本ほど電気機器が得意な国もそうは無いだろう。
アニメも日本が発祥ではないが今やジャパニメーションとして世界に通用する。
日本は今や、「東洋の神秘」として文化を他国に発信している状況にある。
そんな中で、他国の文化を拒否し抵抗・対抗するというのはいかにも滑稽である。
「現在の日本の文化」自体が他国の文化無く成立しないものであるし、積極的に文化交流し、(スレ主の言葉を借りるなら)「侵略」できるパワーがある。
文化は交流すべきなのだ。
古代から未来にわたってそこは変わらない。
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