何故、死は怖いのか。
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033 2017/11/30(木) 22:41:53 ID:oZPcbnMiM2
「この世で他人の死ほどありきたりなことはなく、自分の死ほど未曾有の事態はない」
というのが、自意識過剰あるある。
波打ち際で生まれては消えて行く無数のあわ粒のように、
世界認識の主体たる個我が何十億と生まれては消えて行くことの繰り返し。
自分自身の死もまたそのうちの一つに過ぎないはずなのに、
いざ自分のこととなれば世紀の一大事であるかのように感じられる。
まことに都合のいい、自分勝手な認識という他ない。
むしろ、ここの所はより徹底的に思い詰めるべきである。
自分の死について考えることはタナトフォビアを助長する原因になるばかりだからとて
忌み嫌う人間も多いが、自分の死と同時に無数の他人の死への配慮をも働かせることで、
己れの死もまた凡百の命の生滅の一つに過ぎないのだという謙虚さまでをも育むのならば、
無理に命の有限さから目を逸らし続ける場合以上に盤石な安心感を得られることだろう。
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