知的障害にはあたらず、支援も受けられないが、生きづらさを抱えている。
自身が「境界知能」である事実を、大人になってから知る方も多いと言います。
「小学校のテスト」何点ぐらいとれていましたか?
「どんなに悪かったとしても、70点は常にあったよね」という方が読者の方の大半を占めるのではないでしょうか。
中には「ほぼ100点ばかりだった」なんて方もいるかもしれません。
しかし、どんなに一生懸命解いても30点、40点しかとれない子どもも存在します。
彼らは手を抜いているから低い点数になっているわけではありません。
まずは知能指数(IQ)について説明しておきましょう。
IQは100を中心に正規分布を示します。
IQ85–115の間に約68%の人が収まり、IQ70–130の間に約95%の人が収まります。
IQ70~85程度にあたる人が「境界知能」に該当します。
異常値ではないけれども数値的には全体的に低い人たちのことです。
彼らは知的障害にはあたらないので支援学級や支援学校などを利用することができず、普通学級で過ごします。
「境界知能」の人たちが一般就労をすると、どうなるでしょう。
「普通の人」の中で「普通の人」として働くことで、他の人と同じ結果、能率を求められたらなかなか難しいとでしょう。
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