植松聖が提起するものとは

この人間は規格外。普通の殺人鬼とは全く違うように感じる。
ここまで理路整然と自分の行いを正当だと信じて、人を殺すことが出来るだろうか。
ただそう思っているという事と、実際に行動に移すという事の間には、両者を断絶させる程の高い壁が存在する。
今の世に置いて人を殺すとは何か衝動、逸脱、突発的な力が必要で、理とは正反対に無いとそれが出来ないはずなのに、
受け答えからは、理を感じ取れるというのが異常さを際立たせるのだ。
責任能力はあると言うし、詫びの言葉も発する、目を見て話し、重度障害者は葬るのが善だと主張する。
死刑も覚悟しているし、主張も一貫している。

罪悪感に訴えるのは全く期待も出来ないし、法のもとに責任は負うと言う。
嘘ばかりついて責任を誤魔化そうとする犯人とは全く違う、純粋さすら感じる。
純然たる悪とはこういう事なんだろうかとすら思わせる人間の名前が「聖」ってなんて皮肉なことか。

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キ チ ガ イの独善

奴の理屈(社会負担排除)に従うなら
社会に強い不安を生じさせる者も
同じく生きる価値が無い事になる

死刑のための裁判は本当に無駄

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